肩の描き方 徹底解説【初心者~中級者向け】
顔の次に描くであろう上半身(特に肩)は筋肉や骨など複雑な形をしていて難しいですよね。
ですが、簡単な形に置き換えたりコツを掴めばそこまで苦戦することもなくなると思います。
今回はそんな肩の描き方について徹底的に解説しようと思います。
[基礎編] パーツに分けて形を捉える
単に肩を描く、と言っても肩だけを描くわけではありません。
大体の場合は顔を描いて、首を描いて、肩を描いてからそこからつながる腕や上半身を描くはずです。
肩の練習をする前に覚えておいてほしいのですが、肩を描くには首や腕や上半身もある程度描く必要があります。
首周りの描き方、については以前別の講座で解説しましたが、今回は改めて首から3つにパーツを分けて捉えていきましょう。
首のパーツは円柱で捉える
首のパーツは切り出すと円柱のような形をしています。
立体を描くための基礎練習は以前記事を描いたので参考にしてください
斜めから見るとこのような形になります。少し正面側を湾曲させると自然に見えます
首から肩のパーツはひし形の平面で捉える
次は首 ~ 肩にかけてのパーツです。
パーツの立体を書こうとするとかなり複雑になるので、首が接している部分の平面を描くイメージで捉えましょう
上のラインは僧帽筋、下のラインは鎖骨のラインが来るように描いてみてください。
人体を上から見るとゆるく弧を描いているので、上のラインを長くすると自然に見えます
次は斜めから見たパーツです
ある程度形を取れるようになってきたら肌の表面の凹凸をラインで表現してみるのがおすすめです。
自分の体を触ったり画像検索などで確かめながら理解を深めていきましょう。
肩のパーツはパッドのような形で捉える
3つ目は肩です。肩を覆うようにしずく型のような立体を書きましょう
単体で描くと分かりづらそうなので人体のイラスト上で確認しましょう
実は肩を下ろしているとそこまでアウトラインに出ないのですが、意識して描いておくと肩の理解の助けになると思います
肩を上げたポーズでは盛り上がってアウトラインに出てきます。また、脇周りの補助線にもなります
実際に描くときに気をつけるポイントや補助線などの説明は次の章で説明します
まずはこの3つのパーツの形を覚えましょう。完璧じゃなくて大丈夫です。
この3つのパーツを組み合わせて描いていきます。
首 => 首周り => 上半身 => 肩
の順番で描くと全体のバランスが取りやすいです。
次の章ではこの3つのパーツを使って実際にいろいろなポーズを描いてみます。
ディスカッション
コメント一覧
更新ありがとうございます!めちゃめちゃ分かりやすいです!
腕の生え際の補助線を引いてみたら腕と胸が描きやすくなりました!
オドシさんの2本の線で手のアタリをとる描き方が好きなのですが手が真横を向いているときや手が捩れているときのアタリの取り方肉付けの仕方がわからないので色々な手の形の解説がみたいです!
ありがとうございます!描きやすくなって良かったです
手の記事も見ていただいて嬉しいです。
今見返すと色々と粗が目立つのでどこかのタイミングで記事の書き直しができればと思ってます…!