【イラスト講座】役立つパース知識 その1
絵を練習していると、「同じような構図でしかイラストを描けない」っていう壁にぶち当たると思います。
パースを理解するとその壁を超えられるかもしれません。
今までの記事でパースに関するお話が少し出てきたのですが、
「パースってそもそもなんぞ」って方もいらっしゃると思います。
そこで今回はパースとは何なのかという導入部分から
イラストを描く上で必要最低限の知識について書こうと思います。
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パースとは?
英語ではperspective、直訳すると遠近図法のことです。直訳されても、って感じですかね。
わかりやすく言うと角度や距離による見え方の違いのことです。
基礎練習の記事に、平面を斜め上から見ると上がすぼまってるように見える
とか書いた気がしますが、これがパースというやつです。↓
同じものでも、横から見たり斜めから見たりすると見える形が変わる、ということだけ抑えておいて下さい。
パースがっつり勉強したい?
本来ならば1点透視法やら2点透視法やらを解説したいところですが、
キャラのイラストを描く上ではそれほど重要じゃありません。
背景描きたい方はまずやっておいたほうがいいと思いますが、キャラを描きたいって方は後回しでいいです。
一番大きな理由は、パースがしっかりしている=魅力的な絵ではないからです。
逆に知識にとらわれすぎて自由な絵が描けなくなることが一番怖いので。
勉強したい方は「透視法 イラスト」とかでググるといいと思います。
イラストを描く上で必要なパース知識
記事で何回か「パースによる圧縮」みたいな話をしたと思うんですが、まさにそれです。
例として箱を用いて解説します。
箱とカメラの位置です。下の箱は少し上から見た図を描きました。
ご覧のとおり、上から見たほうがAの見える面が小さくなっていますね。
気持ちAの字も潰して描きました。これが「パースによる圧縮」と呼んでるものです。
人の頭部で言うと、顔のパーツの間隔が狭くなるということです。
この絵では、もう一つ重要な点があります。Bの面が大きくなっていることです。
当たり前じゃんと思う方もいらっしゃると思いますが、絵を描く際にこれを結構忘れちゃうんですよね。
人の頭部で言うと、頭の上の面(つむじとか)の見える範囲が広くなるということです。
こんなかんじです。↓
どのくらいパーツを潰せばとかは正直経験則で覚えてもらうしか無いです。
キャラのパースは厳格に定義するのが無理なので、人の数だけ正解があるとも言えます。
見える部分が変わるという知識を頭の片隅においておき、実際に手を動かして描いてみましょう。
まとめ:見え方の違いを意識しながら様々な角度のイラストを描いてみよう
思ったより長くなってしまったので今日はいったんここらへんで区切りたいと思います。
もうちょっとだけ知っとくと得なパース知識があるのでそこら辺はまた後日ということで。
ではまた。
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