魅力的な創作キャラ(OC)の作り方【基本編】
今回の講座はリクエストでも来ていた「オリジナルキャラクターの描き方」についてです。
個性のある魅力的なキャラクターを描くポイントを初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
描き始める前に
設定を考える
オリジナルキャラを描くとき、なんとなく手を動かしながら手癖で描いたりしていませんか?
手癖で描くのも時にはいいのですが、手癖で描くと自分の得意なキャラクターしか描く事ができません。
そうならないためには、これから描くキャラクターの設定を軽くでいいので考えましょう
まずは大雑把でも構いません。元気なのかおとなしいのか、大人なのか子供なのか…などなど
描く前に考える事を習慣付けるだけで、描けるキャラのバリエーションを増やす事ができます。
まずは以下の設定あたりから考え始めると良さそうです。
- どんな性格なのか
- どんな服装か
- どんな髪型か
- どのくらいの年齢か
髪型や服装が思いつかない方は好きなイラストを一部参考にして描いてみるのも良いと思います。
資料を用意する
設定を考え終えたら、それに関わる資料を集めましょう。
想像で描いてしまう方も多いのですが、描き慣れてないものほどしっかり資料を用意することが大切です。
服装が実際には存在しないファンタジー系の場合は、そのモチーフとなっているデザインの参考資料を集めてください。
描くときのポイント
さて、前準備が終わったらいよいよ描き始めましょう。
まずは立ち絵(設定画)を描いてみて、全体のバランスをとるのがオススメです
立ち絵を描いてみよう
立ち絵は棒立ちではなく性格に合わせたポーズで描きましょう。キャラが動かしやすくなるはずです。
また立ち絵になると大きいサイズで細かく描いてしまいがちですが、そんなに気合を入れずに大まかにざっくりと描きましょう。
特に創作の経験があまり無い方は、創作自体のハードルをなるべく下げたほうが楽しく上達しやすいと思います。
ここでいくつか例をご紹介しましょう。
(←がラフ、→が下書きになります)
設定①
おとなしい性格、高校生くらいでロングのスカートにロングヘアー

設定②
元気な性格、中学生くらいでショートヘアーに短パン

設定③
クールな性格、成人済みでポニーテールでスーツ姿

オリジナルのデザインをつくる足がかり
オリジナルのキャラクターにはオリジナルの服装を着せてあげたいですよね。
ただ、創作に慣れていないとオリジナルで服を考えるのはなかなか難しいと思います。
なので、最初は部位ごとにワンポイントのデザインを入れてみるところから始めましょう
ワンポイントを入れやすい場所は、
髪・耳・首・肩・胸・腰・手・腿・膝・足首
です。いくつかピックアップしてご紹介します。
髪
目につきやすい場所、かつバリエーションが豊富なので最初はまず髪にワンポイントデザインを入れてみましょう。
いくつか例を挙げてみます。

首
首回りも顔に近く、バリエーションもそこそこあるのでワンポイントが入れやすい部分です。
デザインは最初のうちはGoogleやPinterestを使って調べながら描いてみてください。

手
慣れてきたら手にも装飾をつけてあげましょう。
ワンポイントのモチーフを他と揃えてあげたりすると統一感が出てクオリティが高くなりますよ。

おわり
以上、オリジナルキャラの描き方についてでした。
創作は実際に手を動かすことより考えることの方が大事だったりします。
この講座を参考にぜひオリジナルキャラを作ってみてくださいね。
次回は実際にこの項目に従ってキャラクターを作っていこうと思います。

