【イラスト講座】影の描き方(基本編)

2016-03-16

イラストの色を塗る時に、下地を塗ったは良いけど影をどこにどうやって描こうか迷ったことはありませんか。

現実では日常的に見ているはずですが、いざ描こうと思うと難しいですよね。

今回から数回かけて、キャラクターの影の描き方について書こうと思います。

まずは基本編。影の種類と特性について説明します。

 

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「影」について

まず、影の基本について説明します。

 

影は、光が物に遮られて初めて生まれます。

必要なものとしては「光」と「物」ですね。

ほぼすべての状況で存在するものだと思います。

 

また、影の特性として知っておいてほしいものとして以下の3つが挙げられます

  1. 影は光と逆方向にできる
  2. 遮られるものに近いほど輪郭がはっきりし、濃くなる
  3. 遮られるものから離れるほど輪郭がぼやけ、薄くなる

図で表すとこんな感じでしょうか

01

1は直感的にわかると思いますが、

2と3について、初めて知ったという方は身の回りのもので実際に試してみてください。

日常的にどんなところにどんな影ができるのか、よく観察してみる

知らず知らずのうちに「影がどこにできるべきなのか」がわかると思います。

 

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イラストにおける「影」

影について基本的な事項は前章の3つが全てなのですが

それを具体的にイラストに落とし込んでみましょう。

ここでは大きく2つの種類に分けた影の描き方を紹介します。

落ち影」と「自然影」です。(僕が今勝手に命名しました)

 

落ち影

まず1つ目、「落ち影」は明らかに物に遮られてできた影のことです。

遮られた対象がはっきりしているので理論詰めで描きやすく、エッジが効いていてわかりやすいという特徴があります。

自然影

2つ目が「自然影」です。こちらは自分が自分自身に落とす影や、さまざま効果による影がこれにあたります。

というか落ち影以外全部これです。

この自然影は一応理論詰めでも描けないことはないですが、

イラストは見た目重視のために現実では存在しない影をよく描きます。

まずは自分自身に落とす影を覚えるのが一番早いと思います。

 

 

02

球体と板を使って説明してみました。

他のもの(板)によってできる「落ち影」

球体が自分自身を遮ることでできる「自然影」です

(僕はこの2つはレイヤー分けて描いています)

 

おわり

ちょっと短いですが、次の内容入れると間空いちゃいそうなので今回はココらへんで。

次回はこの2つの影を用いて実際にキャラクターに影を入れていきます。