【イラスト講座】脚の描き方

2023-01-12

こんにちは。今回の講座はリクエストにもあった脚の描き方です。

以前、腰と下半身の描き方で下半身全体の長さの比率やバランスに関して書きました。

今回はさらに太もも、膝、ふくらはぎから足首にかけてを詳しく解説していこうと思います

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長さの比率(復習)

まずはこちらの講座で解説した長さの比率とバランスに関しておさらいしていきましょう。

長さの比率とかはバッチリ脳に叩き込んであるぜ!って方は次の章まで飛ばしていただいて構いません

ざっくりですがこんな感じです。

股から膝まで膝から足首までの長さは同じでした。

接地面を描いて地面に立たせてあげるのもお忘れなく。

(今回は省略してなんちゃって地面ですが)

また、足に関しては下記の記事を参考にしてみてください。

【イラスト講座】足の描き方(導入編)

【イラスト講座】足の描き方(実践編)

太ももから膝まで

ではここから脚を描くときに気をつける部分をパーツに分けて解説していきます。

まずは太ももから膝にかけてです

膝に向かって細くなる

股の部分が一番太く、膝に向かって徐々に細くなります。

裏側と内側は曲線で描く

脂肪が乗る部分は太ももの裏側と内側です。

反対側と差をつけてあげることで太ももの感じを出すことができます。

お尻はめり込む

後ろから見たときのおしりと太ももの接合部は線ができます。

服の原理と同じで人体も肉が重なると線ができます

筋肉を知る

外側から内側に向かって大きな筋肉の流れがあります。

シルエットには内側広筋が多少影響してきます(膝の少し上のでっぱり)

太ももは簡単なようで奥が深いですね

筋肉は詳しく知らなくてもかけますが、更に踏み込んだ表現をするときに知っておくと

説得力のある絵が描けるようになります

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膝から足首まで

では、次に膝から足首までの気を付ける部分です

ふくらはぎまで太くなり、足首まで細くなる

膝の裏側の少し下にはふくらはぎがあります。ここは膝よりも若干太くなります。

そこから上の画像のように足首に向かって細くなります。

スネは直線、ふくらはぎは曲線

ふくらはぎは脂肪が乗りやすいので曲線で描きます。

前側はスネです。ここは直線で描きましょう。

膝の描き方

膝はシルエットに出やすい部分です。

90度曲がるとき、180度近く曲がるときは確実にシルエットに影響します。

ポイントは、2段階で曲がるということです。膝蓋骨と脛骨で曲がるように描くと

膝が自然に曲がった絵を描くことができます。

筋肉を知る

膝の筋肉は後ろから見たときのほうがわかりやすいでしょうか。

膝の側面から腱に向けて筋肉が伸びています。

ふくらはぎの筋肉が太いので膨らんでいるということも覚えておきましょう

曲がった脚の描き方

曲がった脚の描き方を、ポイントを抑えながら解説していきます

まずはおよそ90度曲がった脚の描き方です。

長さを測りながらアタリを描いたら、肉付けしていきます。

ここで注目するのは膝と膝裏です。

膝は上でも言ったように2段階で曲がること、

膝裏は太ももの肉がめり込んで線ができることを注意してください

次に180度曲がった脚の描き方です。

アタリを描いて肉付けしましょう。ここでは

太ももの肉とふくらはぎの肉が相互に干渉し合うため、少し複雑な線になります。

脚の重ね方でも変わってくるため、写真などを見て練習するといいでしょう。

追記: その他Tips

おわりに

今回は脚の肉付けについて解説していきました。

単純な構造のようでいて、筋肉や骨などは結構複雑です。

しかし、ポイントを押さえれば単純な形のまま、脚の絵を描く事ができます。

是非試してみてください。