【コラム】ペンタブの選び方
こんにちは。
今回は以前、「パソコンでイラストを描こう!~導入編~」という記事で
軽くふれた、実際に絵を描く道具について書こうと思います。
ペンタブやタブレット端末などがありますが、
デジタルイラストを描くときは実際どれが一番いいのでしょうか
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お絵かきタブレットの種類
よくペンタブペンタブと言われていますが、
実はペンタブには大きく分けて3つの種類があります。
ここでは便宜的に以下のように呼び分けます
- 板タブレット
- 液晶タブレット
- タブレット端末
それぞれ同じような名前ですが、形も用途も大きく違ってきます
つぎはこれらの道具を実用的な視点で見ていきましょう
板タブレット
通称「板タブ」と呼ばれるものです。
ペンタブとしては一般的で、目にしたことのある人も多いのではないのでしょうか。
板タブのメリットは何と言っても安いことです。
また、イラスト制作の現場でもたくさん使われており、実用的であるといえます。
お絵かきを始めたばかりで、あまり資金に余裕がないという人は
板タブを購入することをおすすめします。
一番のデメリットは慣れる必要があるということでしょうか
手元を見ずに思ったように線を引くのは最初は難しいかもしれません。
板タブにも幾つか種類があるのですが、一番人気があるのがwacomのintuosシリーズです
この2つは1万円前後で買える廉価版のペンタブレットです。
しかし、Sサイズということでかなり小さく、
ペンを認識する範囲は便箋くらいの大きさしかありません
初めて絵を描くかたでもMサイズ以上の板タブの購入をおすすめします
(余談ですが、僕が初めて買ったペンタブはintuos3のMサイズでした)
こちらがMサイズ以上の板タブレットです。
液晶タブレット
通称「液タブ」と呼ばれるペンタブです。
板タブとは違い、タブレット本体に画面が映し出されるタイプのペンタブです。
これもイラストや3DCGの制作の場で多く使われており、実用的です。
また、画面に直接描き込む形なので、板タブのように慣れは必要ではありません。
直感的に絵を描けるという点でも勝っているといえます。
デメリットとして、その値段の高さが挙げられます。
一時期は板タブの10倍近く値段が高かったのですが、
現在でも少なく見積もって大体3、4倍~は覚悟しておいたほうが良いでしょう。
液タブにも大きさがありますが、小さめとされている13インチでも十分だと思います。
大体ノートパソコンくらいの画面の大きさです。
さらに本格的に絵を描く環境を作りたい場合は20インチ超えのものもあります
このレベルになるとサイズもかなり大きくなり
スペースが無いと「液タブ本体が置けない」なんて事になりかねません。
購入する場合は部屋の広さとも相談しましょう
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タブレット端末
最近はスマホの普及により、タブレット端末もペンタブとして一定の地位を築いています。
液タブとの違いは、PCと繋がなくても動くかどうかです。
単体で動作するのでどこへでも手軽に持ち運べてイラストを描くことができます。
手軽に絵がかけるということは、絵を描く習慣がつきやすいということでもあり、
上達しやすいのではないでしょうか
ただ、まだタブレット端末自体が登場して間もないので
本格的なイラストを描くには「まだ」不向きだといえます。
逆に手軽に絵を描きたいという場合は最適だと言えるでしょう。
Apple Pencilを使えば、iPadでも筆圧感知ができるようになり、
かなり精巧な絵を描くことができるようです。
さらに実用的に使いたい場合はVAIO Z Canvasがおすすめです
Twitterなどを調べると、VAIO Zで描いた絵などが貼られていますが
ほかの種類のペンタブで描いたのと遜色ないレベルの絵が描けるようです。
ただ、やはり値段が結構高いので、購入する場合は財布と相談…という感じでしょうか
まとめ
ここまでの情報をまとめると、
絵を描く用途や目的によってペンタブを選択する必要があるようです。
板タブレット | 液晶タブレット | タブレット端末 | |
---|---|---|---|
値段 | 安い | 高い | 高い |
実用性 | あり | あり | なし |
慣れ | 必要 | 不必要 | 不必要 |
必要スペース | 中 | 大 | 小 |
学生で、資金が厳しい場合は板タブ1択だと思います。
社会人で余裕がある方などは、液タブなどに手を伸ばしてみると
今までになかった描き方などが発見できて上達につながるかもしれません。
趣味目的で寝転がりながらのんびり描きたい場合は、
時代を先取りしてタブレット端末を選ぶという手もありますね。
いずれを選ぶにせよ、結局は「道具をいかに上手く使って絵を描くか」だと思うので
悩みすぎず、手を動かしてみることをおすすめします。
では、今日はこのへんで。
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