【イラスト講座】手の描き方(入門編)

今回の更新は手の描き方についてです。

手については1つの記事ではまとまらないため、

比率やアタリについての「入門編」と

実際に描くときについての「実践編」に分けようと思います。

今回は入門編です。

 

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手は人体の中でも関節が多く、トップクラスに複雑な部位です。

大切なのは「いかにシンプルに捉えられるか」だと思います。

アタリの描き方

シンプルにものを捉えるにはアタリが適役ですね。今回は右手を正面から見た場合の手を描くことにします。

複雑そうな手も簡単な図形で捉えることができます

1.手のひら

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手のひらは四角の変形です。

親指側を少し長めに、小指側の線を若干短く描きましょう。

 

2.小指~人差し指

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親指だけちょっと特別なので、まずは他の4本を描いてしまいましょう。

比率は 手首~指の付け根:指の付け根~指先 ≒ 1:1です。(①の部分)

最初は確認しながら描いていきましょう。

指のアタリは長方形を2つつなげたような形です。間に第二関節がきます。

(関節の話はもう少し下で話します)

手を開いてる場合は、それぞれの指の間の間隔を開けて描きましょう。

 

また、それぞれの指の長さも違います。指の長さは(人によって違いはありますが)、

最初のうちは中指、人差し指、薬指はほとんど同じ長さだと考えてしまっていいと思います。

小指だけはちゃんと区別してあげて下さい。

 

3.親指

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さて、上で親指は少々特殊と書きましたが、手の描きづらさはこいつが4割担ってるような気がします。

まずは補助線を描きましょう。手のひらの半分の位置に線を引きます。

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先ほど引いた線の終点から手首まで図のように線を引きます。

下の方を曲線で描くといい感じに書けると思います。

あとは他の指と同じように長方形を2つ描きます

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他の指よりも太く短いですね。

内側の線を手のひらの真ん中に繋げれば完成です。

親指、小さく描いてしまいがちなので、思い切って描きましょう。

 

手の可動部分について

比率やアタリを覚えたらいろいろな方向から色々なポーズの手を描いてみましょう。

まずは写真などを見ながらアタリを描いて覚えるととっつきやすいと思います。

ただ、指の曲がる方向に関して幾つか抑えておきたいポイントが有ります。

小指~人差し指

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先に第二関節で指を分けるという話をしたと思います。

しかし自分の指を見てもらえればわかるのですが

関節が2つあります。(上から第一関節、第二関節です)

ただ、第一関節だけ、第二関節だけ曲げるというのはなかなか難しいんですよね。

なので簡略化して第二関節にまずは注目してもらいたいというわけです。

 

親指

親指の可動範囲についても例を上げながら解説していきます

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一見、何でもないピースの手の絵なんですが、

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アタリに当てはめてみると全然親指の部分の形が違います。

これはこの赤の斜線の部分がめっちゃフレキシブルに動くためです。

ぜひ自分の手とにらめっこしながら、特にこの赤の部分には気をつけて手を描いてみて下さい。

 

おわり

今回は手のアタリの描き方を主に解説しました。

次回は「ある程度手が描けるようになったけどなにか足りない…」

という人向けの記事を更新予定です。では今日はこの辺で。