【イラスト講座】男キャラと女キャラの違いと描き分け方(体編)

こんにちは。前回の記事では男女キャラの描き分け(顔)について書きました。

今回は体の描き方編です。描き分けには顔はもちろん大事なのですが、体の描き分けも同じくらい大切です。

顔に比べて、違いが思いきりアウトラインに出るので、一見して違いがわかると思います。

では、この間と同じようにパーツに分けて説明していきます。

 

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体の描き分け

まずは全身を描いてみました。

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(線が雑ですみません)

 

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赤い線のように、

女性と比べると男性は肩幅が広いだけではなく腕への傾斜が急になっています。

ここを丸っこく書くと女性っぽさが増します。

これは肩だけではないのですが、男性は直線、女性は曲線で描くとそれらしく見えます。

 

胸・腕周り

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言わずもがな、胸は男女で大きく差が出る部分です。

ここでは乳房がいろいろ隠してしまっているのですが、

全く平らな胸だとしても、男女で胴体の形や胸板の厚さは違います

最初から乳房を描くのではなく、胴体の形を把握できてから付け足すのがおすすめです。

 

腕周りですが、男性は筋肉を顕著に描きます。

女性は図のような立ち絵では表に出にくいですが、

関節を曲げたりすると一部だけ筋肉の形が表に出たりします。

ここらへんの応用は女性の絵のほうが難しいかもしれません。

 

ところで筋肉単体を模写したり名称を頑張って覚えたりする人をたまに見かけます。

筋肉を描くのが最終目的でないならやめたほうが良いです。

筋肉はキャラのアウトラインの理由付けに覚えるくらいがちょうどいいと思ってます。

 

腰回り

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ここは見た目的には大きく差は出ないのですが、

この後の足への接続も関わってくるので大事な部分です。

ポイントは2つあります。

 

ひとつ目は赤い線で描いた、起伏の違いです。

女性には、いわゆる「くびれ」というものが存在します。

おなかから腰のライン、腰から脚のラインどちらとも女性のほうが起伏が大きいです。

男性は腰を細く描きます。

ふたつ目は斜めの青い線、股の角度です。男性の方が鋭角になっていますね。

男性の場合ここから胸のラインへ繋がるように描くとスタイリッシュに描けます。

 

腰回りではないですが、手(拳)の大きさも男女の違いを出すことができます。

男性は大きく、ゴツゴツした手

女性は小さく、しなやかな手

と、描き分けてみましょう。

(手に関しては後の講座で説明しようと思います。)

 

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さて、最後は足です。

ふくらはぎ、太腿の形はもちろん、ポージングも男女で変わってきます。

今までのように男性の方が筋肉の形がしっかり出ます。

赤い線のように立ち絵のポージングも違うので留意して描きましょう。

描き分けが慣れてない方は

男性の膝は外向き、女性の膝は内向き、と覚えておきましょう。

意識するだけで随分変わってくるはずです。

 

比率

比率について書くのを忘れるところでした

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男女では

肩幅:腰幅の比率が一番大きな違いです。

(女の子ばっかり描いていた僕が一番躓いてたのはここでした)

女の子は1:1に近いのですが、男性は肩幅のほうが大きくなります。

どんな視点、どんなポーズで描くときも意識して忘れないようにしましょう。

 

おわり

あけましておめでとうございます(遅)

リクエストくれた方ありがとうございます!

今年もこのくらいのペースになるとは思いますが当ブログをよろしくお願いします~