【イラスト講座】足の描き方(導入編)

足は、人体の中でもかなり複雑な形をしています。

普段目につきにくいので、いざ描くとなると手よりも難易度が高いかもしれません。

今回は、足の描き方の導入編として、簡単な形で捉えるところから始めていこうと思います

ちなみに足首までの描き方については以前の記事を参考にしてください

参考:腰、下半身の描き方(女性編)

参考:【イラスト講座】男キャラと女キャラの違いと描き分け方(体編)

 

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まず靴からはじめよう

今まである程度絵を描いてきた人だと、

「まず人体を描いて、後から服を描く」

というのが当たり前に感じる人もいるかもしれません。

しかし今回のテーマの足に関しては、以下の2点を踏まえると

靴を最初に描いたほうが簡単に習得できるのではないかなと思います。

  1. 靴の方が立体を取りやすい
  2. 靴の形は場面によって(ほとんど)変わらない

服を後から着せるのは、服そのものの形が場面によってガンガン変わるからです。

靴はせいぜいつま先立ちした時くらいにしか変わらないんですよね。

では、簡単な立体と、比率を覚えるところからはじめましょう。

 

靴のアタリを描いてみよう

いつもどおり、簡単な立体で捉えてみましょう。

ちなみに立体の描き方は前の記事で詳しく描いてあるので読んでない方は是非どうぞ

参考:イラストの基礎練習〜立体把握編その1〜

参考:イラストの基礎練習〜立体把握編その2〜

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靴とはいいましたが、どちらかと言うとスリッパに近いかも知れません。

円柱(足首まで)の先に靴の立体をくっつけます。

足をそのまま描くとなると内側、外側で形が変わってくるのですが

今回は靴なので左右対称の形で構いません。底もとりあえずは平面でいいと思います。

前からと横からの図も描いてみました

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真ん中にある線は目安にするだけでも、実際に描いていただいてもいいです。

(真ん中の部分は曲線だよっていうのを示したかっただけなので)

形を大体覚えられたら、次に脚と足の比率を覚えましょう。

ここで練習しすぎずに一旦全部通して読むことをおすすめします

 

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比率を覚えよう

次に足の大きさ、長さの比率を見ていきましょう

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昔の記事と少しかぶってしまうのですが、股下~膝、膝~足首はだいたい同じ長さです。

それの1/4くらいの長さが足首~踵になります。

横からも見てみましょう

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ちなみに踵から足先まではこの図で言うと2よりちょっと少ないくらいです。

足を描くとき漫然と描くのではなく、是非全体との比率を意識して描いてみてください。

 

いろいろな角度から描く

立体と比率がわかったら、色んな角度、ポーズの足を描いてみましょう。

上から下から、とにかく描いて感覚でつかめるようになればしめたものです

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足裏を見せる構図や、ちょっと複雑な足の構図の模写でも構いません

自分なりの形で、足(靴)を描けるようになっていきましょう。

 

小技集

足を描くときの細かいポイントは次回の更新になりますが、

この靴の状態でも始められる小技を2つご紹介します

 

1,靴を大きめに描くと安定しやすい

上の比率をいちいち図るのが面倒くさい方、少し大きめの靴をキャラクターに履かせてあげましょう。

キャラを支えている靴を大きめに描くと絵全体が安定しやすいです。

2,踝は足首の上に描く

次回でも触れると思いますが、踝描くと足っぽさが上がります。

部位としては小さいですが、アウトラインに出るので結構重要です。

大きさなどは上の画像を参考にして描いてみてください

おわり

更新遅くなってすみません。

足に関してはかなり難儀しまして、一旦全部書き直したりしてました…_(:3」∠)_

次回は足編パート2、素足についての講座です。(少し上級者向けの気もしますが…)

ではでは。ご覧頂きありがとうございました。